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寂しいけど誰にも話したくない【矛盾する感情を整理する性格深掘りの旅】

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最近、ふと『自分はどんな人間なんだろう?』と考えることが増えました。

以前なら、寂しいのに誰にも会いたくない、甘えたいのに近づかれるのが怖い。そんな感情を感じても、自分に蓋をして見ないフリをしていたと思います。

でも、がんになり、離婚を経験した今、少しずつその感情を理解してみようと思い始めた気がします。

遅いですよねぇ~~~「遅すぎるよバカ!!!」って私の中のリトルわこが叫んでいるのが聞こえます(笑)
矛盾しているように思えるこの気持ち――それを整理して、本当の自分を知ってみたいと思ったのが、今回の深掘りのきっかけです。

感情の矛盾

ときどき、誰かに助けを求めたい気持ちになることがあります。なんで次から次へとこんないろいろな試練が降りかかってくるの?!私なんか間違っていた?!誰かに頼りたい!助けて!お願い!!!って強く思っていました。

でも、その一方で、誰かに頼ることで相手に負担をかけてしまうのではないか、普通に考えてそんな話するの心配かけるだけだし迷惑だよなぁと。私ごときのために申し訳ない!そんな不安が、私を立ち止まらせることがよくあります。

気にしてほしいけど詮索されたくない

気にかけてもらえることは嬉しいし、時には必要だと感じます。でも、相手の方が私の感情や状況を深く聞き出そうとされると、「え?そんなことも聞く?踏み込みすぎじゃない?」と、急に壁を作りたくなる自分がいるんです。

表面的に気づいてくれるだけで十分だと思うのに、相手の善意が重く感じてしまうときがあります。

今回のがん公表の時もそうでした。予約が取れず、ご迷惑おかけしてしまっているお客様にだけ知らせたくてInstagramの仕事用アカウントに公表したのですが、お客様だけじゃなく友達も思った以上に見てくれていて、しばらく連絡が鳴りやみまない日が続きました。

心配してくれることは素直に嬉しい。でも、死ぬまで自ら知り合いに言うつもりは一切なかったし、いちいち状況を説明するメンタルがなかったのも本音です。

がん告知後、入院までの期間に離婚を決意して、受けてしまっていた残りの仕事と子育てと離婚の手続きをこなすため、がむしゃらに生きていた時、私のことを気にかけてくれる人がいました。もちろん、その善意には感謝しているのですが、正直言うと、私は一人でいるほうが楽な時期でした。愛想笑いをしたり無理矢理話題を考えて場を明るくしようとするよりも、息する間も忘れてやるべきことをこなしているほうが楽だった。

でも、その場では言えませんでした。
相手の行動には感謝していたけれど、自分の気持ちを押し殺すしかなかったあのとき――本当はどうするのが良かったのだろう?と、今でも考えることがあります。

そして、気づいたのは、私の中にはこうした【矛盾する感情】がいつも共存しているということでした。『気にしてほしいけど詮索されたくない』『寂しいけど誰にも話したくない』『甘えたいけど近づかれるのが怖い』――そんな感情は一見矛盾しているように思えるけれど、きっと自分を守るための大切な気持ちだったのかもしれません。

無理に矛盾を解決しようとせず、『これが私なんだ』と認めることで、少しずつ自分が楽になれる気がします。そして、自分にとって心地よい距離感を見つけること。それは、相手を否定することではなく、自分をもっと大切にするための選択だったのだと思います。

自分を深掘りするためのワーク

私が自分を深掘りするために考えた質問をいくつかシェアします。もし、この記事を読んで『私も自分をもっと知りたい』と思ったら、これらの質問を考えてみてください。

  1. あなたが「信頼できる」と感じる人や環境にはどんな特徴がありますか?
  2. あなたが嫌だと感じた経験はどんなとき?それはなぜですか?
  3. あなたが安心できる時間や場所はどんなものですか?

これらの質問は、私が自分を深掘りする中で、実際に自分に問いかけてみたものです。初めは少し難しく感じるかもしれませんが、思い浮かんだことを無理せず書き出してみるだけでも、心が少し軽くなるかもしれません!

たとえば、私の場合、『信頼できる人や環境』について考えたとき、自分が安心していられるのは、相手が私のペースを尊重してくれるときだと気づきました。

そして、『嫌だと感じた経験』を振り返ることで、自分の大切にしたい価値観が少しずつ見えてきました。

私に、「頑張っているね」って伝えたい

この記事を書く中で、自分が抱えている矛盾する感情に向き合ってきました。『寂しいけど誰にも会いたくない』『甘えたいけど近づかれるのが怖い』――こんな感情が私の中にはずっとあったんだなと改めて感じました。

でも、正直、今も何も分かっていません。

何かを理解しようとも思えないし、この先の人生から逃げてばかりいる気がします。明日のことさえ理解が追いつかない――そんな状況です。

でも、それでいいんだよ、私。ここまでよく頑張ってきたね。がんになって、離婚をして、それでも毎日なんとか生き抜いてきた。それだけでもすごいことなんだよ。

誰かに頼るのが怖かったり、自分一人で抱え込んだり、そんな日々を繰り返しているけれど、それもきっと必要な時間なんだと思う。

無理に理解しようとしなくていい。わからなくても、どうにかこうにか生きていけてるんだし、少しずつ進んでいければ十分。『頑張れ』って他の誰かに言われるのは重いけれど、自分が自分に言う分には、それはそれでいいよね(笑)

これからも逃げたくなる日はたくさんあると思う。それでも、私のペースで少しずつ進んでいければそれでいい。

この記事を書いたこと自体、私にとっては大きな一歩だったから、『よくやったよ、私』って、まずは自分にそう伝えたい。

何もわからなくても、私が私を認めてあげられるなら、それだけで十分なんだ。

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