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がん治療中のスキンケア!肌荒れを防ぐために見直したこと

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抗がん剤治療を始めると、肌が敏感になりやすいと言われています。
実際に当事者になって見たとて、どのくらい変化があるのか、どんなスキンケアを使えばいいのか、最初は全くわかりませんでした。

がん治療が始まると、肌が敏感になるって本当?

ネットで調べると、「乾燥しやすくなる」「赤みが出る」「刺激に弱くなる」 という情報がたくさん。
実際に治療を受けてみると、今のところ肌荒れは感じていません。

そこでふと考えたのですが、もしかしたらこれは肌荒れしてから対策を考えるのでは遅いかも? と思い、早めにスキンケアを見直すことにしました。そこでふと考えたのですが、もしかしたらこれは肌荒れしてから対策を考えるのでは遅いかも? と思い、早めにスキンケアを見直すことにしました。


実際に私もそうでしたが、スキンケアを選ぶとき多くの人は口コミを参考にすると思います。
私も最初はそうでしたが、がん治療中の肌は「普通の敏感肌」とは違うはず。

そこで!!!
肌に必要な成分をしっかり補えるか? に注目し、

どんな成分が入っているか?
どのくらいの成分量があるか?
敏感肌向けの処方になっているか?

をしっかりチェックして選ぶことにしました。

今回は、「がん治療中に不足しがちな成分を補うスキンケア」 をテーマに、私が選んだアイテムやその理由を紹介します♡

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がん治療中の肌の変化と、必要なスキンケア成分

がん治療による肌の変化とは?

抗がん剤治療を始めると、多くの人が「肌質の変化」に気づくと言われています。
これは、抗がん剤の影響で肌のターンオーバーが乱れやすくなることが原因とされています。

乾燥しやすくなる(皮脂分泌が減ることで水分保持が難しくなる)
敏感肌になりやすい(肌のバリア機能が低下し、刺激を受けやすくなる)
くすみや赤みが出やすい(炎症や血行不良が影響する可能性)
紫外線ダメージを受けやすくなる(抗酸化力が低下するため)

このような変化を防ぐために、スキンケアを見直すことが大切になります。

その中でも特に、「肌のバリア機能を補う」「しっかり保湿する」「炎症を抑える」 という3つのポイントが重要です!

抗がん剤治療で不足しがちなスキンケア成分

抗がん剤治療で不足する成分と選ぶスキンケア成分はこちら!

① 肌のバリア機能を守る成分

セラミド(肌の水分を閉じ込め、バリア機能をサポート)
ナイアシンアミド(肌のバリア強化&ターンオーバーを正常化)
スクワラン(天然の皮脂成分に近く、乾燥を防ぐ)

💡 セラミドは「〇〇型」と書かれているもの(例:セラミドNP, セラミドAPなど)を選ぶと効果的!


② しっかり保湿するための成分

ヒアルロン酸(水分をしっかり抱え込み、肌の潤いを維持)
グリセリン(刺激が少なく、肌に優しい保湿成分)
アミノ酸(肌の水分保持を助ける)

💡 ヒアルロン酸は「ヒアルロン酸Na」と書かれているものが高保湿!


③ 炎症や赤みを抑える成分

ツボクサエキス(シカ成分)(炎症を抑え、肌修復をサポート)
ビタミンC誘導体(くすみケア&抗酸化作用でダメージから肌を守る)
アラントイン(肌荒れを防ぐ、低刺激の整肌成分)

💡 シカ成分(ツボクサエキス)は、敏感肌向けのスキンケアに多く配合されている!

がん治療中のスキンケアを見直すポイント

スキンケアの選び方!重要なのは「成分」と「成分量」

スキンケアを選ぶとき、多くの人は口コミやブランドの評判を重視しがちです。
がん治療中の肌は普通の敏感肌とは違うため、一般的な口コミが必ずしも参考になるとは限りません。

「肌に優しい」と書かれている商品でも、本当に必要な成分が入っているか?
それだけでなく、配合量が十分か? をチェックすることが大切です!!!

具体的に成分と成分量をチェックするポイント

「〇〇エキス配合」と書いてあるだけではNG!
 → 成分表のどの位置に書かれているか? → 成分が上の方にあるほど配合量が多い
「〇〇エキス(微量)」だと意味がない!
 → 効果を得るには適切な濃度が必要(例:ナイアシンアミドなら2〜5%推奨)
「アルコールフリー」「無添加」だけで判断しない!
 → 無添加でも「何が入っていないか?」だけでなく、「何が入っているか?」が重要

💡 ポイント!!!
「肌に優しい」ではなく「必要な成分がしっかり入っているか?」で選ぶ!

スキンケア選びで避けたい成分

がん治療中の肌は、バリア機能が低下しやすく、刺激に敏感になりやすい状態です。
その点も踏まえ、肌に負担をかける成分はなるべく避けた方が安心です。

治療中の敏感肌にNGな成分は?

❌ 1. 肌を刺激しやすい成分

アルコール(エタノール)
 → 乾燥を悪化させる可能性があるため、化粧水や美容液の成分表をチェック!
合成香料・合成着色料
 → 肌への刺激となる可能性があるため、無香料・無着色のものが◎
パラベン(防腐剤)
 → 敏感肌に合わない場合があるため、できれば避ける

❌ 2. 肌のバリア機能を弱める成分

ピーリング成分(AHA・BHA・PHA)
 → ターンオーバーを促進しすぎて、バリア機能を低下させる可能性あり
高濃度のレチノール(ビタミンA誘導体)
 → 刺激が強く、乾燥を引き起こすことがあるため、治療中は注意!

❌ 3. 過剰な洗浄力のある成分

ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)・ラウレス硫酸ナトリウム(SLES)
 → 強すぎる洗浄成分は、肌のバリア機能を壊しやすい
オイルクレンジング(界面活性剤の多いもの)
 → 必要な皮脂まで奪ってしまい、肌の乾燥を悪化させることがある

こうに見ると、普段のスキンケアアイテムにも配合されている成分が多くないですか?!
ぜひ、一度成分表を確認してみてください( ;∀;)

実際に選んだスキンケアアイテム

成分重視で選んだスキンケアアイテム!

お待たせいたしました!!!(笑)
「口コミに惑わされず、とにかく成分表をチェックして選んだ」スキンケアアイテムを紹介します!

① Morningstar Minerals ダーマブースト ミスト(プレ保湿)

お風呂上がりの乾燥を防ぎつつ、頭皮にも優しく使えるから!
➡ 治療中の肌は水分蒸発しやすいので、速攻で潤いを補給!

  • 目的:お風呂上がりの乾燥を防ぎ、肌のバリア機能をサポート。
  • 成分ポイント
    • フルボ酸ミネラル補給&肌のバリア機能強化。
    • 抗炎症作用 → 肌の赤みや敏感さを和らげる。
  • 使い方:お風呂上がりに、顔と脱毛している頭皮にすぐスプレー
  • ポイント:ここたんのスキンケアやボディケアをしている間の「プレ保湿」として活用。
    頭皮にも使えるので、髪が生え始めたときの保湿・保護としても良い影響が期待できる

② 無印 導入化粧水(ブースター)

スキンケアの浸透力をUPして、乾燥しやすい肌をしっかり潤わせるため!
➡ 敏感になった肌でも負担なく使えるシンプルな処方が◎。

  • 目的:化粧水や美容液の浸透を高める。
  • 成分ポイント:アミノ酸やミネラルを含み、肌を柔らかく整える。
  • 使い方:洗顔後、手で肌に優しく押し込むように使用。

③ 無印 エイジングケア化粧水(保湿)

刺激が少なく、たっぷり潤う化粧水が必要だったから!
➡ 乾燥しがちな肌に負担をかけず、毎日使える安心感。容量価格◎(笑)バシャバシャつけるよ(笑)

  • 目的:肌に潤いを与え、エイジングケアをサポート。
  • 成分ポイント:ヒアルロン酸、コラーゲン、ポリフェノール配合で、肌のハリを保つ。
  • 使い方:たっぷりと顔全体に塗布。乾燥が気になる部分には重ねづけ。

④ iHerbのヒアルロン酸美容液(水分補給)

乾燥が気になる肌に、しっかり水分を閉じ込めるため!
➡ ヒアルロン酸は肌の水分保持力をUPし、つっぱりを防ぐ!

  • 目的:肌の水分をしっかり補給し、乾燥を防ぐ。
  • 成分ポイントヒアルロン酸が高濃度で含まれ、肌の水分保持力をアップ。
  • 使い方:化粧水の後、2~3滴を顔全体になじませる。軽くパッティングして浸透させる。

⑤ Anua ナイアシンアミド10% + トラネキサム酸セラム(美白・炎症ケア)

シミ・くすみ予防&炎症を抑えて、ゆらぎやすい肌を守るため!
➡ 紫外線やホルモンバランスの変化で起こる色素沈着対策も兼ねる。

  • 目的:美白・くすみ改善、炎症ケア、バリア機能サポート。
  • 成分ポイント
    • ナイアシンアミド(10%)シミ・くすみ改善、バリア機能強化
    • トラネキサム酸(4%)炎症抑制、メラニン生成抑制でシミ予防
    • アルブチン(2%) → 美白をサポートし、透明感アップ。
    • セラミドNP・パンテノール → 肌のバリア機能をサポートし、乾燥から守る。
  • 使い方:ヒアルロン酸美容液の後、2~3滴を顔全体に塗布。
  • ポイント:朝使用する場合は必ず日焼け止めをつける

⑥ COSRX バランシウム セラミドクリーム(保護・バリア機能強化)

バリア機能が落ちた肌を守り、しっかり保湿するため!
➡ セラミドで外部刺激から肌をガードし、うるおいをキープ。今日ここがちょっとヒリっとするかもってところに重ね塗りしています!

  • 目的セラミドで肌のバリア機能を強化し、潤いを閉じ込める
  • 成分ポイント
    • セラミドNP → 肌のバリア機能をサポートし、水分蒸発を防ぐ。
    • パンテノール → 肌を落ち着かせ、炎症を抑える。
    • プロポリスエキス → 抗酸化作用があり、肌を健康に保つ。
  • 使い方:スキンケアの最後に、適量を顔全体に塗布。特に乾燥が気になる部分には厚めに。

まとめ!がん治療中のスキンケア、私が大切にしていること

病院で受けた抗がん剤開始前の説明では、「肌の保湿をしっかりしましょう!」程度でしたが、美容界に携わって15年の私からすると『それはなんの成分で保湿するのがおすすめなんですか?!』とまで深掘りたくなっちゃうんです(笑)

今のところ、大きな肌トラブルはありません。
しかし、肌荒れしてから対策するのではなく、

「なる前にできることをする」 という意識を大切にしたいと思っています。

治療中でもスキンケアを楽しみたい!

がん患者になってみてわかったことですが、がん治療中でもスキンケアはただのお手入れではなく、気持ちを整える時間にもなります。

「自分を大切にする時間」
「肌に優しく触れることで、気分も穏やかになる」
「お気に入りのスキンケアを使うことで、治療中でもちょっと気分が上がる」

スキンケアは、そんな日々の楽しみにもなるもの。
だからこそ、成分にこだわりながら、自分を可愛がりながら、心地よく使えるアイテムを選んでいきたいと思っています!✨

ずいぶん深掘って詳しく書いてしまいました~(笑)
少しでも参考になればうれしいです♡

様子を見ながらアップデートしていくつもりなので、また書きます💡

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