がんになってから、何を食べればいいかわからない
がんと診断されて、頭は真っ白。でもまだ生きている。
出来ることから変えていかないと直るものも直らないかもしれないなって感じて着目したのが食事。
「がんになったら食事を見直したほうがいい」とよく言われるけど、
具体的に これは食べて・OKこれはダメというルールはあるの?
とにかく検索してみると、
・小麦はがん細胞のエサになるからやめたほうがいい?
・乳製品はホルモンバランスに影響するから控えたほうがいい?
・赤身の魚もよくない?
・四足歩行の動物の肉は発がん性がある?
「えっ、じゃあ何を食べればいいの…?」
調べれば調べるほど、制限ばかり増えていく けど、
そもそもこの情報は 本当に正しいの?エビデンスはあるの? という疑問も出てきた。

もともと食生活は気をつけていたのに…
さらに混乱したのが、
「私はもともと食生活にそこまで問題があったわけじゃないのに?」 ということ。
私はもともと
・お肉も油ものも好きじゃない
・ジャンクフードもほとんど食べない
・鶏肉は食べられるけど、牛・豚はそこまで食べてこなかった
だから 「食生活が悪かったせいでがんになったわけじゃないのでは?」 という思いもあった。
それなのに、食事のことを調べると
これもダメ・あれもダメばかりで、さらに選択肢が狭くなる。
がんの食事を変えてみて気づいたこと
乳製品NG、豆乳もNG… コーヒーは何で割ればいいの?
がんになってから、乳製品はホルモンバランスに影響するから控えたほうがいいという情報をよく目にするようになった。
さらに、私の場合、ホルモン陽性の乳がんだから「豆乳もNG」 という制限がつく。
じゃあ、大好きなコーヒーは何で割ればいいの?
牛乳もダメ、豆乳もダメ。じゃあ選択肢は…?
真っ先に「オーツミルクやアーモンドミルクなら大丈夫?」 と思ったけど、
近くのスーパーで売っているものは成分表が添加物だらけ。
「えっ、これからコーヒーどうしよう…?」
と悩みつつ、いまだに豆乳で割って飲んでいます(笑)

地域による食材の選択肢の違いに気づいた
次は近くのオーガニックスーパーを探してみた。
でも、私の住んでいる地域には オーガニックスーパーがあるにはあるけど、規模が小さくて品揃えも最低限。
やっぱりオーツミルクやアーモンドミルクはなかった。
結局、ネットで買うこともできるけど、
できれば実際に手に取って成分や味を確認してから選びたい。
きっと、都心だったらこういう悩みはないんだろうな と思うと、少しモヤモヤする。
海外なんて、もっと オーガニックスーパーが当たり前にあって、気軽に安全なものを手に取れる文化 なんだろうなぁ…と思うと、うらやましくなる。
それなら、宅配サービスを使うのもアリかもしれない。
安心して食材を選びたくて、生活クラブを選んだ
私は今、抗がん剤治療を始めたばかり。
これから免疫も落ちるし、外出しにくくなる。
そんな中で、こだわった食材を手に入れられる宅配サービスがあれば安心かも と思った。
いくつか選択肢がある中で、パルシステムと迷ったけど、私は安心・安全を優先して生活クラブを選んだ。
実は、前からずっと気になっていて、やりたかったし憧れていた というのも大きい。
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https://seikatsuclub.coop/
やっと申し込みも済んで初めての注文もしてみたので、生活クラブについてはまたレビューしたいと思います♪
がんの食事で気をつけたら、逆に栄養不足になった
「亜鉛不足です」と言われて驚いた
何を食べればいいの?悩みながらも、とりあえずがんにはよくないとされる赤みの魚は摂らないようにしていた。
しかし!!!!!術前の血液検査で、「亜鉛の値が足りなすぎますね」 と指摘されてしまった (´;ω;`)
えっ…食事に気をつけていたはずなのに?
逆に栄養が足りなくなっていたなんて。
「亜鉛を摂るならシャケやマグロ?」え、食べちゃダメなやつでは?
さらに混乱したのが、「亜鉛を摂るなら、シャケやマグロがおすすめですよ」 と言われたこと。
それって私が『がんには良くない』って言われて控えていたやつでは?
しかも、術前は サプリは禁止 だったので、食事で摂るしかない。
でも、今までこれはダメ・あれは控えたほうがいいと制限していたものを、
今は食べないといけないと言われる矛盾!!!!!
「じゃあ、私は何を信じればいいの?」
「結局、何が正しくて、何がダメなの?」
がんと食事の関係について調べれば調べるほど、
情報が多すぎて、どれが本当に正しいのかわからなくなる。
がんの食事制限は本当に必要?
SNSでよく見る「日本人のがんは添加物のせい?」
最近、SNSを見ていると、よくこんな投稿を見かける。
・日本人は添加物を摂りすぎているから、がんが多い
・海外では添加物が厳しく規制されているけど、日本はゆるいから危険
たしかに、日本の食品には 保存料や人工甘味料などの添加物が多い。
でも、日本人のがんが多いのは本当に添加物のせいなの?と思って調べてみた。
調査結果を見ると、添加物ががんの直接的な原因とは言い切れない というのが現時点での科学的な結論らしい。
むしろ、「食生活の欧米化」「運動不足」「ストレス」など、さまざまな要因が関係している」 という説が有力。
つまり、「添加物を完全にやめたらがんにならない」わけではない し、逆に何をどこまで制限すればいいの?という疑問が残る。
赤身肉・加工肉ががんのリスクを上げるって本当?
次によく言われるのが、赤身肉や加工肉ががんのリスクを上げるという話。
調べてみると、WHOは加工肉を『グループ1(発がん性あり)』に分類している。
これは喫煙やアスベストと同じ分類で、確実に発がん性があるとされるもの。
赤身肉(牛・豚・羊)も『グループ2A(発がんの可能性が高い)』に分類されている。
理由は、赤身肉には飽和脂肪酸が多く含まれ、がん細胞の増殖を促す可能性があるからとのこと。
ただし、ここで重要なのは、「食べすぎが問題」 ということ。
WHOの報告でも、
加工肉や赤身肉を適量食べるのは問題ないが、過剰摂取はリスクがあるとされている。
つまり、「完全に食べちゃダメ!」ではなく、「食べすぎには気をつけよう」くらいのスタンスが現実的 なのかもしれない。
乳がんと赤身肉・乳製品の関係は?
乳がんと食事の関係についても、いろいろな情報がある。
「赤身肉や乳製品が乳がんのリスクを上げる」 という説はあるものの、
実はこれも研究によって結果がバラバラ で、確定したデータではない らしい。
特に、私はホルモン陽性の乳がんなのでエストロゲン(女性ホルモン)の影響を受けやすい。
そのため、乳製品に含まれるホルモンががんに影響する可能性があると言われることがある。
でも、医学的なデータを見ると、
「乳製品を完全にやめたほうがいい、という明確な証拠はない」 というのが現状。
つまり、「食事制限すればリスクがゼロになる」わけではない。
子どもの食事はどうする?
ここたんにも同じ食事をさせていいのか?
がんになってから、自分の食事は気をつけないと!と思うようになったけど、
ここたんの食事も同じように制限していいのか? という疑問が出てきた。
成長期の子どもにとって、肉や乳製品を控えるのは本当に大丈夫なの?
できるだけ健康的な食習慣を身につけてほしいと思う反面、
あれもダメ!これもダメ!と制限しすぎると、逆にストレスにならない? という不安もある。
よく聞くのが、「親が厳しく食事を制限すると、子どもが反動でジャンクフードばかり食べるようになる」 という話。
だからこそ、制限しすぎず、バランスを取ることが大事なのかも。
2人分の食事を別々に作れるのか?
私一人なら、自分が気をつければいいだけだけど、
ここたんと一緒に暮らしているからこそ、食事をどうするかが難しい。
ただでさえシングルで2人生活になったばかりで、作る量にもまだ慣れていない のに、
「ここたん用」「私用」と分けて作るのは正直ハードルが高い。
無理してバラバラに作ると、
・料理の負担が増えて大変
・食材の管理が面倒になる
・気づいたら自分の食事を適当に済ませてしまう可能性も…
だからこそ、どうやったら無理なくバランスを取れるか? が重要になってくる。
どうするのが現実的?
今のところ、基本は同じ食事+ここたんにはちょっと足す という方法を試している。
・私の食事は、ごはん・味噌汁・野菜・タンパク質(魚 or 鶏肉 or 豆腐など)を基本形に
・ここたんには、プラスでお肉や乳製品を追加する(チーズやヨーグルトを足す、肉を少し加える)
・完全に制限しないけど、なるべく無添加や安全なものを意識する
これなら、
・同じ食事をベースにできるから、作る手間が増えない
・ここたんの栄養バランスも意識できる
・「食事制限しすぎる」わけではなく、適度に調整できる
とはいえ、これが正解かどうかはまだわからない。
この食事法でがんが大きくなっているのか、小さくなっているのかなんてわからないし。
あまり神経質になりすぎず「試しながら、ここたんの成長や体調を見て調整していく」 という方針でやっていこうと思う。

まとめ
がんになってから、「何を食べればいいの?」「何を控えるべき?」 という悩みがずっとつきまとっている。
でも、食事に気をつけたことで逆に栄養不足になったり、情報が多すぎて混乱したり することも(´;ω;`)
また、自分だけではなく、ここたんの食事もどうするべきなのか? という新たな悩みも出てきた。
✅ 結論 制限しすぎず、無理なく続けられる食事を大切にする
- がんになったからといって、「あれもダメ、これもダメ」としすぎるのもよくない!
- 食事に気をつけるのは大事だけど、栄養が偏るリスクやストレスも意識する。
- 子どもの食事もバランスよく!無理なく!を大切にしながら調整していく。
- まだ試行錯誤中だけど、食べることを楽しみながら、心地よい食事スタイルを見つけていきたい。
「これが正解!」という答えはまだ見つかっていないけど、無理なく続けられる形を探しながらやっていこうと思う✨
次回は、そんな私がグルテンフリーお菓子を作ってみたい欲を発散させた話も書いてみたいな♡
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